スタジオに最適なMackie製品を選択するためのヒント

2018年6月7日

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スタジオ機材
近年、レコーディングスタジオにおいてパソコンやソフトウェアは必要不可欠になってまいりました。エフェクターなど多くのハードウェアがソフトウェアに置き換わってきましたが、まだまだハードウェアはレコーディングスタジオには必要不可欠です。オーディオインターフェース、スタジオモニタースピーカー、モニターコントローラー、フィジカルコントローラー、ダイレクトボックスなどMackieはレコーディングスタジオで役立つ製品を数多くご用意しております。すべてのMackie製品は高機能、高音質のみならず、”戦車級に頑丈な”設計を採用。さらに誰でも簡単に直感的な操作が可能な製品を開発発売してまいりました。

さまざまな種類のレコーディングスタジオがありますが、Mackie製品はどのようなスタジオでも皆様のお役に立つことでしょう。ここでは用途やご予算に合わせて最適なMackie製品をご紹介いたします。

プロデューサースタジオ
ポップミュージックやヒップホップ、EDMなどの音楽制作をしていたり、他のミュージシャンのプロデュースを行っているスタジオでは、コンパクトなシステムを構築するといいでしょう。音源をアーティストからもらってリミックスやプロデュースをするだけでなく、急遽ボーカルを追加したり他のミュージシャンの音源をミックスしたりするにはコンパクトでストレスなく作業できる環境が必要です。

Big Knob Studio+が最適な選択でしょう。2×4 USBオーディオインターフェース機能とモニターセレクターの機能が一体となりコンパクトながら様々な音楽制作作業が可能です。高品位Onyxマイクプリアンプを2基搭載し、急なボーカルトラックの追加も可能です。さらにBig Knob Studio+にはコンプレッサー、EQ、ディレイ、リバーブ、コーラスなど16種類のプラグインエフェクトを搭載したDAW Essentials Collectionを含む数多くの賞を受賞したTracktion T7 DAW ソフトウェアライセンスを同梱しており、購入したその日からマルチトラックレコーディングが楽します。
Big_Knob_Studio+_Top_Slant
Big Knob Studio+のモニター出力AにMackie XR824を1ペア接続しましょう。低域から高域までフラットな周波数特性を実現し明瞭度の高いサウンドを再生します。XR824には低域8インチウーファーユニット用に100W、1インチ高域ツイーターユニット用に60Wのパワーアンプを搭載。また設置場所に応じて切替可能なAcoustic Spaceフィルターを装備しており、最適なサウンドを誰でも簡単に設定することができます。

ミックスを作る際に大型モニタースピーカーと小型モニタースピーカーを切り替えてミックスバランスを聞き比べることが必要です。スピーカーを切り替えたときにミックスバランスが大きく変化するようであれば再度ミックスをやり直す必要があるとお考えください。どのような環境で音を聞いても同じようなバランスで聞こえるミックス、それがすばらしい音源なのです。小型モニタースピーカーには手ごろなMackie CR4を導入するといいでしょう。Big Knob Studio+のモニター出力BにCR4を接続しXR824と切り替えて最適なミックスを作ってくださいね。

レコーディングを行う際、ヘッドホンアンプが必要になりますよね。このようなスタジオであればMackie HM-400が最適な選択です。単にヘッドホンでバックトラックを聴くだけでなく、各入力にAUX入力を装備しておりミュージシャンの聞きたいバランスでバックトラックを聴くことができます。

ギターなどの楽器の追加トラックをレコーディングする際にはMackie MDB-1Aアクティブダイレクトボックスがあると便利ですよ。出力の低いプリンプを搭載していないパッシブピックアップ搭載のエレアコやビンテージFender Jazz Bassなどでも安定したレベルでBig Knob Studio+に音声信号が伝送できます。さらにTHRU端子を入力端子としても使用可能でINPUTとTHRUに挿した信号を内部でミックスしXLR出力端子からモノラル信号として出力が可能なMERGEスイッチを装備してます。シンセサイザーなどステレオ音源をモノミックスすることが可能です。

バンドスタジオ
リハーサルスタジオなどを使用し、ドラムやベースなどベーシックなトラックを録音するケースも多々ありますよね?ベーシックトラックをレコーディングしたのち、リードギターやボーカルなどオーバーダビングしていき、最終的にCDとしてリリースするようなケースの場合の機材選定のヒントをこれから述べていきます。

ベーシックトラックをいわゆる一発録りする場合、より多くのヘッドホン分配器が必要になります。Mackie HM-800が最適な選択でしょう。HM-800には2系統のステレオ入力を装備し、オーディオインターフェースから2つの異なるヘッドホンミックスを作ることができます。また各チャンネルにはカスタムミックスを作ることのできるAUX入力を装備しCUEボックス的な使い方が可能です。ミュージシャンの聞きたいバランスでモニタリングすることができます。
HM-800_Front
モニタースピーカーにはMackie MR824が最適でしょう。低域から高域まで安定した高品位サウンドを再生するにもかかわらず、お求め安い価格で購入することができます。ベースやドラムなどの低域を原音に忠実なサウンドで再生してくれる8インチ低域ウーファーユニット、シンバルやボーカルなど艶やかな伸びを再生してくれる1インチシルクドームツイーターを装備し最適なミキシングが可能です。さらに設置場所に応じて切替可能なAcoustic Spaceフィルターを装備しており、最適なサウンドを誰でも簡単に設定することができます。

小型モニタースピーカーとMR824を切り替えてミックスバランスを確認するにはMackie Big Knob Passiveが最適でしょう。パッシブ回路なので音に影響することはほとんどございません。

ドラムと一緒にベースも録音しますよね?ただ1部屋しかなかった場合、10インチスピーカーユニットを8発搭載したAmpegベースアンプを鳴らすことはできません。ドラムマイクに音がかぶっちゃいますものね。そんな時はMackie MDB-1Pが役立ちます。電源不要のパッシブ回路なのでどのような場合でもライン録音が可能です。もちろんAmpeg SCR-DIのようにプリアンプ搭載、ダイレクトボックスを使えばAmpegアンプの音がシュミレーションもできますよ。LOUDグループを離れても長年寄り添った仲ですから・・・。

テレビ/映画音楽制作レコーディングスタジオ
テレビや映画に楽曲を提供したり他のミュージシャンに楽曲を提供したりする場合、高品位サウンドを制作できる環境が必要になります。

Big Knob Studioが最適な選択でしょう。ハイレゾ音源対応の24Bit/192kHz、2×2USBオーディオインターフェース機能を装備しています。高品位Onyxマイクプリアンプを2基搭載しボーカルレコーディングも可能です。またトークバック機能やヘッドホン出力も装備しミキサーレスのDAW環境が構築できます。もちろんモニターセレクターとして2系統のモニター切替が可能です。

モニタースピーカーにはMackie XR624が最適でしょう。XR824よりもコンパクトですが豊かな低域を再生してくれます。
XR624_3qtr_Right
追加トラックレコーディング用とクライアントに出来上がったミックスを聞いていただくにはヘッドホンアンプが必要になるでしょう。4チャンネルのHM-400が最適でしょう。各入力チャンネルにはAUX入力を装備し、CUEボックス的な使い方が可能です。

ベースやエレアコなど追加トラックレコーディングするにはMackie MDB-1Aが役立ちますよ。

 

シンガーソングライタープライベートスタジオ
今すぐデモトラックレコーディングを高品位サウンドで制作したいですよね。でも印税は来年にならないと入らないしな~とお悩みのミュージシャンの方、いらっしゃいますよね?

そんな方にはMackie Onyx Artist1.2が最適な選択でしょう。高品位Onyxマイクプリアンプ搭載のマイク入力1系統、楽器などダイレクトに接続可能なHi-Zスイッチを装備したライン入力を1系統装備した2×2 USB2.0オーディオインターフェースでボーカルとギターなど別トラックで同時録音ができます。もちろんサンプリング周波数はハイレゾ音源対応の24Bit/192kHz。さらにゼロレイテンシーのダイレクトモニタリング機能も装備し、DAWからのバックトラックやクリックを聞きながらレコーディングすることができます。
Onyx_Artist_1•2_3qtr_Right
モニタースピーカーにはMackie MR524が最適でしょう。幅広いエリアでスイートスポットを提供し、高性能ステレオイメージを再現してくれる対数関数計算されたウェーブガイドを実装し明瞭度の高いサウンドを再生してくれます。MR524のレベルはOnyx Artist1.2のフロントパネルに実装されているシルバーの大きなノブでコントロールすることが可能です。「いやいや、印税来年にならないと入らないって言ったでしょ?」そんな方はCR4をお勧めします。低価格ながらフラットなサウンドを再生してくれます。

ゲストミュージシャンにも演奏して欲しいですよね?そんなときはMackie HM-4が役立ちます。Onyx Artist1.2のサウンドを4名の方が同時に聞くことができます。

DJスタジオ
DJ機材をプライベートスタジオに設置しリハーサルや録音を行いたい場合、課題は大きなライブハウスやクラブに近い環境を構築することです。

レコーディング用インターフェースにはOnyx Producer2.2が最適でしょう。DJミキサーのメインアウトL/R接続可能なライン入力を2基装備してます。もちろんサンプリング周波数はハイレゾ音源対応の24Bit/192kHz。さらにDJコントローラーや外部音源が接続可能なMIDI I/Oも装備してます。

クラブに近い重低音を再現するにはMackie MRS10 10インチシングルパワードサブウーファーを導入することをお勧めします。メインモニターにはMR624がベストマッチしますよ。クラブサウンドをプライベートスタジオで再現することができるでしょう。
MRS10_3qtr_Right_Rev100最近はDJソフトウェアも豊富でラップトップPCのみでDJをするケースも増えてきていますよね。そんなときにはMackie MDB-USBが役立ちますよ。MDB-USBを使えばヘッドホンジャックから品質の悪いアナログ音声をPAへ送る必要はございません。MDB-USBは高解像度オーディオインターフェースを実装しノイズと歪みの無いステレオデジタル音源をバランスステレオアナログ出力ができます。出力レベルコントロール、ヘッドホン出力、モノラルステレオ切替スイッチを装備し様々な用途で使用可能です。ステレオXLRバランス出力にはノイズ対策のグラウンドリフトスイッチを装備。デジタル音源を多様する時代の最先端を行くダイレクトボックスです。

豊富なラインナップをそろえているMackie製品を使い、最適なレコーディングスタジオ環境を構築してみてはいかがでしょうか?機種選定に悩んだり、使い方がわからない場合は、Mackieスペシャリストがお手伝いしますよ。お気軽にこちらよりお問い合わせください。

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