優れたディスパーションとパワーを提供するウルトラポータブル・パッシブスピーカー
有名なMackieならではのサウンドクオリティーで、持ち運びやすい軽量なPAスピーカーを探している。すでに持っているパワードミキサーやアンプを使って、効率よくサウンドを向上させたい。 C200 2ウェイ・ポータブル・パッシブスピーカーは、優れた明瞭度、ワイド・ディスパーション、伝統的な人間工学といった私たちのSRMシリーズが持っている特徴を、ミュージシャン、DJ、小規模なクラブなどに提供します。このコンパクトかつ高出力のスピーカーは、ポールマウントが可能で、小型のフルレンジPAシステムとして、また必要であればサブウーファーを追加したり、質のよいパッシブ・フロアモニターとしても使用することが可能です。
EAWによる設計とチューニング
新しいCシリーズのパッシブ・ラウドスピーカーは、EAW (Eastern Acoustic Works)のラウドスピーカー開発チームによって設計、チューニングされた、Mackie初の軽量パッシブスピーカーです。このチームは、Super Bowl、オリンピック、バチカン市国のサウンドシステムなどを開発してきました。このように非常に大規模なシステムは、C200の何千倍ものコストがかかりますが、それと同種のコンセプトがいくつも応用されています。例えば、59Hzから3000Hzの周波数特性を持ったカスタム10インチLFドライバーと、それを駆動するボイスコイル、ワイドかつ調整の取れたディスパーションパターンを実現し、1000Hzから20,000Hzまでの中高域と高域の周波数の再生を行う1.4インチの高域用チタニウムドライバーとホーンにもその技術が応用されています。
完璧に調整されたクロスオーバー
クロスオーバー(ボイシング・システム)をチューニングすることは、多くのメーカーが見過ごしがちな、いくつかの重要な決断が必要になります。つまり、優れた技術が採用されているスピーカーからは、それに応じたベストな結果を期待することができるバランス設計が適用されているのです。Cシリーズのクロスオーバーは、ユニークな非対称のスロープを持ったロー・インピーダンス補正クロスオーバー(LICC)デザインを採用しています。EQとクロスオーバー・ポイントは慎重に選定され、ビーム幅は両方のドライバーでうまく調和しているので、Cシリーズのラウドスピーカーはすべてのボリューム域で自然なサウンドを提供するのです。 詳細を読む。
超ワイド・ディスパーション
ラウドスピーカーのディスパーション特性は、コンパクトだからといって不完全であるとは限りません。コーヒーショップや小劇場などでは、すべての場所をカバーすることは難しいことは分かっています。そのような場所のオーナーは、部屋を少し変わった形にしたり、家具をちょうどよい場所におく必要があることが多いものです。
C200の高周波コンプレッション・ドライバーは、音響的な共鳴を起こさない指数カーブを持ったウエーブガイドにマウントされ、ワイドで、高度にコントロールされたディスパーション、重要な中高域と高域の正確な再生を実現します。その結果、信じられないされないほど、スムースな周波数特性を実現し、オーディエンスがどこに座っていようとも、均一に解像度の高いオーディオを提供することを可能にしているのです。
箱の内側について
工場で働く人なら誰でも、ボックスを作ってそれにスピーカーを埋め込むのはわけもない話ですが(実際多くの人がこうしてスピーカーを作っています)、これでは四角い箱に収められた低周波数トランデューサーが、レゾナンスを作り出してしまい、それが背面の壁で反響することで異なる位相でウーファーを通過し、サウンドは台無しになってしまいます。C200のエンクロージャーは非対称モノコック形状の設計になっており、平行に位置するが存在しないため、中高周波数でおこるレゾナンスを内部の吸収剤に向けて反射します。ですから、ウーファーへの干渉は起こらないのです。
高い耐久性
既存のスピーカーやパワーアンプと一緒に使われることを前提に設計されているC200ラウドスピーカーは、人気の高いSRM350ポータブル・アクティブ・ラウドスピーカーのパッシブ・バージョンです。このスピーカーの注入成型合成シャーシは、過酷な使用環境を前提に作られています。そして、安価な綿毛素材でカバーされた木製のボックスを使用したスピーカーなら粉々になってしまうような衝撃にも耐える強度を誇ります。
すぐれたフロアモニターとして
優れたフロアーモニターは、ボーカルのマイクからフィードバックを生じさせることなく、大音量で出力することが可能です。一方、粗悪なフロアーモニターは使用したいレベルにあわせたとたんにフィードバックを発生させてしまうようなモニターです。フロアーモニターのフィードバックは大抵の場合、フラットではない周波数応答とディスパージョンによって発生します。つまり、ある周波数は他の周波数に比べより大きな音でマイクに到達してしまっているのです、この(周波数の)「突起」がフロアーモニターのボリュームを上げるにつれフィードバックを発生させる要因なのです。C200は非常にスムーズで突起のないレスポンスとディスパージョンを高周波数の広いレンジで実現します。そのため、耳障りなフィードバックを引き起こすような突起を生じることなく、ボリュームを上げることができます。これは、同クラスの他のパッシブスピーカーやフロアーウェッジ専用機を特別のチューニングなしで使用した場合には見られない特徴です。
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システムのスペック :: |
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周波数特性 (–3 dB): 89Hz – 20kHz |
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周波数特性 (–10 dB): 59Hz – 22kHz |
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最大SPL継続 @ 1m: 118dB |
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クロスオーバー周波数: 1800Hz |
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オーディオ:: |
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入力タイプ: Speakon® NL4ジャックと1/4インチTSフォンジャック |
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入力インピーダンス: 8 ohms |
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パワーハンドリング: (RMS) 200ワット、(ピーク)500ワット |
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C200 – フロント (.JPG, 139 KB) |
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C200 – リア (.JPG, 103 KB) |
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C200 – 斜面 (.JPG, 130 KB) |
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C200 オーナーズマニュアル
(.PDF, 1.5 MB, 日本語) | ||
C200 スペックシート
(.PDF, 855 KB, 日本語) | ||
C200 クイックスタートガイド
(.PDF, 429 KB, 日本語) |