高遮音性インイヤモニターMackie MP-240ユーザーレポート

2018年7月2日

gondo2音楽家でMETAFIVEでの活動のほか、LOVE PSYCHEDELICO、THE BEATNIKS、Chara、UAなどのアーティストをサポートし、さらに自身のレーベル愚音堂を展開中のゴンドウトモヒコ様に高遮音性インイヤモニターMackie 「MP-240」を導入いただきました。

ゴンドウトモヒコ様は日大芸術学部卒業後、米、ボストン大学で電子音楽とユーフォニアムを専攻として留学、修士課程修了後帰国し高橋幸宏様率いるoffice Intenzioに所属。音楽家集団anonymassを結成し4枚のアルバムをリリース。Yellow Magic Orchastraの日本でのライブおよびヨーロッパ、アメリカツアーにサポートメンバーとして参加。コンピューターと管楽器を使ったユニークなスタイルで前述のとおり様々な著名ミュージシャンの録音やライブなどに参加。また作編曲家としてもCM、サウンドトラックなども多数発表し多方面で活躍されているミュージシャンです。

今回はマルチに活躍中のゴンドウトモヒコ様にMackieインイヤモニター「MP-240」を導入に至るまでのお話をお伺いいたしました。
___________________________________________________________________
【MackieインイヤモニターMPシリーズはどちらで知られたのですか?】

『実は2018年8月号サウンド&レコーディングマガジンNEW PRODUCTS PREVIEWのコーナーで新製品レビュー記事の依頼を受けMPシリーズ全3モデルとも試聴しました。このレビュー記事がきっかけです。』

【今回、Mackie MPシリーズを選定いただいた理由をお聞かせください。】

『3モデルに共通して言えることなのですが、飽きが来なく疲れにくい素直な音質のイヤモニであると感じました。また装着感も耳をかたどるカスタムタイプのほうが良いに決まっているのですが、カスタムモデルはぴったりはまりすぎて耳が疲れやすいという問題点も同時に抱えています。それに対しMPシリーズは慣れてしまえば装着も楽で、疲れにくい。もちろん遮音性も申し分ないと感じました。導入に至った決め手はモニタースピーカーで培ってきた技術が反映された安定したクリアな音像、MACKIEならではのコストパフォーマンスの高さです。』

【3モデルのうち、「MP-240」を選定いただいた理由は?】

gondo1『前述のとおり3モデルとも共通のよさと、それぞれのよさがあります。シングルダイナミックドライバー型の「MP-120」はスピード感があり、パンチが効いていて迫力のあるサウンドでビートの効いたダンスミュージックなどに向いてると思います。ダイナミックドライバーを左右に2基ずつ搭載した「MP-220」は原音に近いサウンドとはこういうことだったのか!と感じるほど色付けの無い音質でロックやポップスなど様々なパートが心地よくクリアに聞こえてきました。低域にダイナミックドライバー、中高域にバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載した「MP-240」は3モデルのなかでもっとも原音に忠実なサウンドを再生してくれるモデルだと感じました。ダイナミックレンジや音の奥行きが豊かで、ジャズなどは生の空間を楽しめ、歌モノでは息遣いを感じることができ、クラッシクなどではコンサートホールにいるかのような広い音場を感じ、さらに楽器の特徴をリアルに感じることができるサウンドでした。私自身、様々な音楽に携わっており、どんなジャンルでもフレキシブルに対応可能な「MP-240」を導入することにしました。』

【MACKIEがインイヤモニターを発売すると聞いてどのような感想をもたれましたでしょうか?】

『モニタースピーカーやオーディオインターフェース、ライブミキサー等、様々なプロ用音響機器を発売しているのでなぜ今?とも思いました。』

【実は2014年頃からMACKIEはイヤホン、ヘッドホンの設計開発を計画しておりました。今回MACKIEがインイヤモニターを発売する決め手となったこととしては、とあるアメリカの調査会社がイヤホン、ヘッドホンを発売して欲しい音響メーカーはどこか?という調査をおこなったところ、MACKIEが1位だったそうです。】

『そうなんですね。もともと発売していても不思議ではなかったので非常に嬉しく思います。』

【MP-240を実際に使い始めて気になったこと。よい理由でも悪い理由でも屈託の無いご意見をお伺いできればと思います。】

『実は普段音楽を聴くときはShure SE846を使っています。特性もMackie MP-240と似ている部分を感じています。Shure SE846も今はワイヤレスイヤホンとして使う機会が多く、普段はワイヤレスで聴いてます。もちろんワイヤレスにすると音質は劣化しますが、手軽さではやはりワイヤレスですよね。今後ワイヤレスも高音質化が図られ、音質も向上してくるでしょう。またレコーディングではやはりヘッドフォンが主流です。MACKIEもワイヤレスイヤホンとヘッドホンを設計開発していって欲しいですね。』

【Mackie MPシリーズはMMCXコネクターを採用していますので、MMCX対応のBluetoothケーブルをつけることによりワイヤレスも対応いたします。是非今度、Shureでお使いのケーブルを装着してみてくださいね。もちろんMACKIEもパワードスピーカーの「FreePlay」や「ThumpBSTシリーズ」、超コンパクトデジタルミキサー「ProDXシリーズ」にBluetoothの技術を採用しており、いつでもBluetooth対応機器を設計開発することはできます。ヘッドホンももちろん設計開発の視野に入れております。実はデザインはいくつか出来上がっております。いずれもあとはMPシリーズの売れ行き次第といったところでしょうか。】

『それは非常に楽しみです。そう考えると、Bluetooth対応ハイレゾ携帯ヘッドホンアンプなどもあるといいですね。』

【いろいろと夢は広がりますね。今度シアトル本社技術スタッフに要望としてあげてみます。要望としてあげると、おそらく「あとは日本でのMPシリーズの売れ行き次第だ!」といわれると思いますが・・・(苦笑)】

『ライブ向きの機器を多数開発してきたMACKIEの技術をこれからも様々な製品に投入していってくださいね。これからのMACKIEにも期待してますよ。』

【ありがとうございます。期待に沿えるよう様々な機種をこれからも開発してまいります。】

『Mackie MPシリーズはコストパフォーマンスに優れ気軽に導入できるイヤモニなので、私の周りのミュージシャンにも勧めていきますよ。プロの現場で数多く導入されるといいですね。』
___________________________________________________________________
すばらしいコメントありがとうございました。これからもMackie「MP-240」とともにすばらしい音楽をお届けください。

ゴンドウトモヒコ様のライブ情報、リリース情報等、愚音堂様ホームページで確認できます。是非チェックしてみてください。

Mackie高遮音性インイヤモニター「MP-120」「MP-220」「MP-240」は日本全国の楽器店、大手家電量販店およびMackie ディーラーにてお買い求め下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です