アコトロニカ・ユニットCojokでギターとプログラミングを担当、CMソングや映画サントラの制作、マニュピュレーターとしても活躍されている阿瀬さとし様に、現在ご使用いただいているMackie USB I/O FX内蔵プロフェッショナルミキサー「ProFX10v3」の使用用途や操作性、音質などお話をお伺いいたしました。
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「Mackie ProFX10v3はどちらで知られたのでしょうか?」
実はSound&Recording Magazine 2020年3月号、NEW PRODUCTS PREVIEWのコーナーで新製品レビュー記事制作の依頼を受け、上位機種のProFX12v3を試したことがきっかけです。
「ProFX10v3を選定いただいた理由をお聞かせください。」
まず軽量コンパクトにもかかわらずMackie特有の”戦車急に頑丈な”設計だということですね。私の場合、音楽専門学校で講師もしており、持ち運びに便利で、なおかつ高機能、高品位サウンドを実現できるミキサーをちょうど探していたところにProFXv3シリーズの実機をいち早く試せたことが導入に至るまでの経緯です。
「実際、どのような現場でProFX10v3をご活用いただいていますか?」
この2年弱コロナの影響で、様々な現場をリモートワークで行わなければなりませんでした。高価な機材がそろったレコーディングスタジオでは難なくレコーディングができたのですが、自宅にある機材の中で、レコーディングスタジオ並みのサウンドで収録しなければならなかったのです。そんな時、ProFX10v3が大活躍したのです。コンパクトミキサーとは思えないほど、ワイドレンジ、低ノイズで低域から高域まで明瞭度の高いサウンドで録音ができました。これには驚きましたね。サンプル音源やデモ音源としてProFX10v3でレコーディングをしていたのですが、現場のスタッフからは「これで十分、本番で使えますよ」と。
実はコロナ禍初期のころ全国放送された某有名清涼飲料水のCMでは97名もの学生たちがリレー形式、リモートで一つの合唱を完成させる。という壮大なプロジェクトに参加させていただきました。私がこのCMで担当したドキュメンタリーセクションのボーカルとギターで、ProFX10v3でレコーディングした音源を採用いただきました。全国放送のCMでも自宅でProFX10v3と共にレコーディングした音源が大活躍してくれたのです。またこの後に手掛けた数多くのCMソングでもすべてProFX10v3でレコーディングした音源を採用いただいています。
「ありがとうございます。ProFX10v3は全国放送で対応可能なプロフェッショナルサウンドを実現するミキサーなのですね。これからすべてのCMチェックしてみますね。コロナ禍だからこそできる手法ですよね。」
そうなのですよ。実は今年の11月、私のユニットCojokと岸利至さん、酒井愁さんから成るユニットTWO TRIBESとのコラボレーションによるEPをリリースしたのですが、すべてのギターレコーディングはProFX10v3を通して行いました。一部の楽曲ではボーカルとコーラスもProFX10v3でのテイクを採用しています。
「EPリリースおめでとうございます。」
下記ページよりサンプル音源の試聴と配信ダウンロードができますので、是非一度ご試聴下さい。
http://cojok.net/metem.html
「ありがとうございます!早速聞かせていただきますね。先日、ProFX10v3の内蔵エフェクターもかなり気に入っていただいているとTwitterの投稿で拝見したのですが。」
はい。同じようなコンパクトミキサーは様々なブランドから販売されていますが、内蔵エフェクターはおまけ程度と考えていました。ProFXv3シリーズと出会う前までは。ProFXv3シリーズの内蔵エフェクターは意外と使えるプリセットも多くて、ちょっとしたデモ音源を作る際に役立っています。またライブステージでもProFX10v3を使うのですが、今度のステージではギターにProFX10v3内蔵のAUTO-WAHプリセットエフェクターをかけてみようとも考えています。
「AUTO-WAHですか。それはまた思い切ったことを!」
ProFX10v3は高品位サウンドなだけでなく、音楽制作意欲を湧き立ててくれるミキサーなのですよね。
「ありがとうございます。これからのMackieに期待することや要望があれば教えてください。」
Mackieは昔から様々な機種を使わせていただいておりました。コンパクト、高品位サウンド、高耐久性にもかかわらず、誰でも手に届く価格帯の製品というイメージがありますが、音楽のすそ野を広げていくためにはこのコンセプトは継続してほしいですね。最近ではイヤホンやヘッドホン、マイクロホンなどミキサーやスピーカーだけでなく様々なカテゴリーの製品を販売していますが、さらに音楽のすそ野を広げるのに役立つような製品をどんどん設計、販売していっていただきたいですね。
「貴重なご意見ありがとうございます。期待に沿えるよう様々な機種をこれからも開発してまいります。」
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すばらしいコメントありがとうございました。これからもMackie ProFX10v3とともにすばらしい音楽をお届けください。
阿瀬さとし様のライブ情報、リリース情報等、下記ホームページ、およびTwitter等で確認できます。是非チェックしてみてください。
Cojok OFFICIAL SITE
http://cojok.net/
阿瀬さとし Twitter
https://twitter.com/asesato