ミキサーのMatrix（マトリックス）って？
キアヌ・リーブス主演の映画のタイトルではないですよ。マトリックスミキサーやミキサーのマトリックス機能は複数のミックスや音源を取りまとめてメインミックスとは別の会場や場所に音声信号をルーティングするために使用します。例えば大きなライブハウスなどでトイレでもライブの音が流れている場合がありますよね？あれはマトリックスの機能を使って音声を送っている場合が多いのです。
マトリックスミキサーやミキサーのマトリックス機能を使用すると、出力信号またはバスの組み合わせから別々のミックスを作成することができます。 AUXセンド、L/Rメインミックス、サブグループなど、自由に出力を組み合わせて別のミックスが作成できるのです。マトリックスに入力信号を割り当てることはできません。マトリックスは出力またはバスを経由する必要があります。つまり、マトリックス・ミキサーの「インプット」は、L/Rメイン・ミックス、AUXセンド、サブ・グループなどのアウトプットバスになります。マトリックスの目的は、メインL/R、Aux、サブグループなどですでにミックスされているものを取り出し、必要に応じて組み合わせて以下のようなさまざまな用途に使用します。
・映像収録用カメラへの音声送り
・3Wayクロスオーバー作成用
・メイン会場とは別の部屋（例：ロビーやトイレ、楽屋）などへのへの音声送り
・広い会場などの中抜け、フロントフィル、ディレイタワーなどへの音声送り
Mackie DL32RやAXISデジタルミキシングシステムには6系統マトリックスミキサー機能を装備しております。中規模会場や設備用途でも使用可能です。またMackie iPad用アプリ Master Faderアプリはマトリックスがどのように使用できるかお試しができます。ダウンロード無料ですので是非お試しください。
