インカ文明の跡がいまだに残る南米ペルーの古都クスコ出身のフローレス兄弟デュオのコンサートが大分県大分市、大分駅南地区にある「ホルトホール大分」の大ホール(観客席1201名)にて今春開催されました。フローレスデュオはペルーの伝統的な音楽「フォルクローレ」から乗りのいいラテン音楽、さらに中南米の多様なリズムを使って、自ら作詞作曲をしたオリジナル曲まで幅広く聴かせてくれます。当日のバンド構成は3名。使用楽器はケーナ、サンポーニャ、ギター、チャランゴ、カホーン、アルバなどの民族楽器のアコースティックライブ形式にて演奏。もちろん1201名収容可能なホールなので、PA機材を使用したのですが・・・・。あれ?スピーカーはどこに???
当日、PA機材選定、およびPAオペレートをご担当いただいたMUSIC-CITYの髙本様にお話をお伺いいたしました。
※今回、ご使用のPA機材を教えてください。
【メインスピーカーシステムはMackie 12インチ同軸2wayパワードスピーカーの「DLM12」と12インチシングルサブウーファー「DLM12S」を片側1/1のLRのみで使用しました。】
※写真を拝見しましたが、スピーカーがどこにあるかわからないくらいですね。1201名収容のホールでこんなにコンパクトなスピーカーシステム「Mackie DLMシリーズ」を採用した経緯を教えてください。
【すでにこのシステムを使用して1年以上経つのですが、コンパクトでハイパワーかつ同軸スピーカーユニットがかもし出す明瞭度の高いサウンドでさまざまな現場で使用してきました。300名から400名収容キャパの会場で今回と同じシステムでロックバンドのPAはよくやっているんですよ。ロックバンドでも十分使えるシステムなので、今回の1201名収容の大ホールでアコースティックであれば対応できるかなと思い、思い切って採用してみました。】
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※正直なところ、音量、音質ともにいかがでしたか?
【前日リハーサルだったのですが、会場内各所の音量、音質ともに問題ないことを確認しました。もちろん本番も心地よい音でコンサートができました。DLMシリーズが同軸スピーカーユニットを採用しているからでしょうね。音がちゃんと芯で飛んできます。内蔵パワーアンプも2000Wですからね。片側でトータル4000Wの出力のシステムですよ。それなのに消費電力は1本あたり2.5A。サブウーファーを足しても家庭用電源1口で足りてしまいます。】
【この日はMackieのiPadと共に使用可能なデジタルミキサー「DL806」を使用しました。iPadを持ち歩いて会場内どこでもミキシングできるのがすばらしいですよね。アウトボードは持っていきませんでした。さらにステージ脇に「DL806」を設置し、すべてWi-Fiで遠隔ミキシングをしました。大半の操作が遠隔でできるので、客席にミキサー席を設置しなくともいいんですよ。来場のお客様には「ゲームでもしているのでは?」と思われたでしょうね。(笑)】
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※これだけコンパクトなシステムなので搬入、設置もだいぶ楽ができそうですね。
【搬入、設置だけじゃなく、搬出も楽ですよ。おかげで本番終了後の打ち上げが早くはじめられます。(笑) もちろん、上述したとおり、サウンドも大満足です。お客様だけでなく、ミュージシャンにも高評価を得ています。】
※ありがとうございます。これからも引き続きMackie DL/DLM Systemをご愛顧ください。
今回、取材協力をいただきましたMUSIC-CITY 髙本様はこのほかにもMackie HDシリーズやSRMシリーズなど多数所有いただいている大分の音響会社様です。イベント・コンサートの企画・制作、CDの制作なども行っており、幅広い音楽ジャンルに対応もしております。大分近郊での音楽に係わるご相談などございましたら、MUSIC-CITY様にご連絡をとってみてはいかがでしょうか?
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