2017年5月23日
いまさら聞けないシリーズその9 クリッピングとは?

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クリッピングを理解するには電子機器内における音声信号の流れを理解する必要があります。音声はマイクロホンや楽器のピックアップなどを介して電子信号に変換された後、AC電圧が音声信号になります。この音声信号の音量を上げるためにはAC信号の電圧を高くする必要があります。オペレーションアンプはゲインをかせぐための回路を装備していますが、信号の振幅には限界があります。この限界値は下記の図で緑の点線で表記しております。下記2つの図には異なる正弦波を表示しています。上の図の正弦波は限界値の中に納まっていますが、下の図の正弦波はこの限界値(緑の点線)を超えています。下の図のフラットに表示してある青い線が信号が「クリッピング」していることを表しています。 (さらに…)


2017年4月18日
いまさら聞けないシリーズその3 スタジオモニターにサブウーファーは必要?

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多くのスタジオエンジニアや音楽制作を行っている方からサブウーファーを私のレコーディングスタジオに追加する必要があるのかないのか教えてください。という質問を受けます。スタジオモニターによってはモニタースピーカー単体でも充分低域が拡声できる機種が存在します。ただし制作内容やプロジェクトによってはサブウーファーを追加することにより、より効果的なミックスを作ることができます。
MR10Smk3_3qtr-Right (さらに…)


いまさら聞けないシリーズその2 疲れないモニター環境を構築するには?

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リスニングにおける疲労とは?

疲れないモニター環境を構築するには?まずは耳を休めることが大事です。人間ですからね。疲れないわけないですよね。では長時間のミックス作業で疲れない方法は?これを理解し、それを疲労を少なくする方法を理解するために、私たちは最初に、耳の構造を勉強しなければなりません。内耳と外耳には、音を振動させ増幅する有毛細胞があります。大音量や長時間のリスニングは内耳、外耳の有毛細胞の損傷を引き起こし、耳の鳴り、疲労、さらには永久的な難聴を招くことがあります。さまざまな音にさらされている間、聴力の入り口が一時的に上がり、音に対する繊細さや感度が下がります。外耳の有毛細胞は反応が弱くなり内耳の有毛細胞に負担が多くかかるようになります。入ってくる騒音が増え、有毛細胞が休む時間がなくなると疲労がはじまります。特に長時間聴き続けた後に疲労が発生します。もちろん大音量の場合はさらに疲労が悪化します。 (さらに…)


2016年8月22日
Mackie 「CR5BT」製品レビュー記事掲載

CD Journal 2016年9月号にてBluetoothワイヤレスストリーミング可能な、スタジオモニタースピーカー「CR5BT」の製品レビューが掲載されております。(P93)
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CD Journalは前月発売のCD新譜をオールジャンルにわたって試聴レビュー記事を掲載されたり、高級オーディオ機器の新製品を中心にレビューを掲載されたりと、業務用音響機器のMackieとは少し異なる業界の音楽総合情報誌です。読者の多くはピュアオーディオユーザーで、Mackieとは?という読者が多いにもかかわらず、1ページの製品試聴レビュー記事を掲載いただきました。

本誌では楽器を含む音楽/オーディオビジュアル/パソコンに関するマルチライター兼ミュージシャンとして活躍中の大塚康一様にCD Journal試聴室にて実機を試聴いただき音質、操作性を徹底的にレビューして頂いております。まずiPhone、MacBookに保存してある音源をBluetoothで試聴したいただいたところ、安定感とワイドレンジ再生帯域を高評価いただきました。次にMacBook+据置型DACをRCA接続し有線で試聴いただいたところ、見違えるほど明瞭度の高いサウンドを再生し、音楽制作用モニターとしてだけでなく、音楽再生用スピーカーとしても充分すぎるサウンドクォリティーを実現することを実感いただきました。 (さらに…)


2016年2月5日
まもなく発売開始、究極のパーソナルPAスピーカー「REACH」よくあるご質問

2015年10月に発表され、日本でもまもなく発売開始予定のBluetooth対応究極のオールインワン・プロフェッショナル・PAシステム「REACH」、よくある質問37項目Q&Aをとりまとめました。Reach_LOGOREACH_PHOTOMackie REACHはワイヤレスでコントロール、Bluetoothオーディオストリーミングが可能なパワフルで操作性の良いオールインワンプロフェッショナルPAシステムです。ARC ™ アレイテクノロジーを採用し会場に合わせた最適なサウンドを再生。また独自のEarShot ™ パーソナルモニタリングテクノロジーを採用し、1本のスピーカーでメインスピーカーとモニタースピーカーを兼務することができます。プロの現場でも対応可能な高機能6chデジタルミキサーを内蔵しメインスピーカーもモニタースピーカーもすべてスマートフォン1台でワイヤレスミキシングすることが可能です。究極の次世代オールインワンPAシステム。それがMackie REACHです。

そんな次世代オールインワンPAスピーカー「REACH」のよくある質問を取りまとめてみました。幅広いカバーエリアを実現するためのARC™ (Amplified Radial Curve)テクノロジー詳細や、接続可能なチャンネル数、Bluetoothの接続距離や技術解説まで38項目にも及ぶQ&Aを7ページのPDFファイルでダウンロードが可能です。 (さらに…)


2015年8月18日
Mackie BluetoothパーソナルPAスピーカー「FreePlay」発売開始のご案内

freeplay_logo次世代パーソナルモニタースピーカー
Bluetooth®ミュージックストリーミング
FreePlay Connect™ミキシングコントロール
ケーブルレスパーソナルモニタースピーカー
freeplay

FreePlay™はバッテリー駆動ができどこでも素晴らしいサウンドを再生してくれる究極のステレオポータブルPAスピーカーです。Bluetoothを搭載しさまざまなアプリケーションから音楽再生を楽しめ、本体にはマイクやギターなどの楽器が接続可能です。さらに本体に接続したマイクや楽器はスマートフォン用アプリ「FreePlay Connect™」により、どこにいてもミキシングが可能です。FreePlayはいつでもどこでも誰とでも、音楽を楽しむことのできる次世代パーソナルステレオモニタースピーカーです。 (さらに…)


2014年9月11日
MACKIEスタジオモニタースピーカー「MR8mk3」製品レビュー記事掲載

サウンド&レコーディング・マガジンiPadフリーサンプル版にMackieスタジオモニタースピーカー「MR8mk3」製品レビュー記事が掲載されております。
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サウンド&レコーディング・マガジン iPadフリーサンプル版とはこの1年間のサウンド&レコーディング・マガジン から、選りすぐりの記事を集めた総集編です。サウンド&レコーディング・マガジン iPad版は、既存のプリント版(紙版)の豊富なコンテンツをそのままにiPadで読みやすい形に最適化、さらにインタラクティブな機能を多数盛り込んだ、国内でもあまり例のないリッチな電子雑誌です。

そんな総集編の製品レビューコーナーにMackieスタジオモニタースピーカー「MR8mk3」製品レビュー記事が取り上げられております。掲載内容は同紙2014年3月号に掲載された内容と同じですが、紙の誌面ではスペースの関係から大きさが限られていたビジュアル情報も充実。製品紹介では高解像度の画像を収録し、表示画面を自在に拡大/スクロールして細部まで確認したり、サムネイルをタップし大きな画像をポップアップさせて閲覧することもできます。
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2014年3月11日
スタジオモニタースピーカーMackie「MR8mk3」導入レポート

DAIMONION RECORDINGS様にMackieパワードスタジオモニタースピーカー「MR8mk3」を導入いただきました。採用いただきましたDAIMONION RECORDINGSの村田様はSONY MUSIC STUDIOS TOKYOにてキャリアをスタート。世界有数の大規模スタジオの設営に参加、膨大な数のハードウェア・ソフトウェアによるスタジオシステム構築を体験し、それらを扱う為のノウハウ、技術を習得。同時に数々の有名アーティストとのセッションをこなし着実に経験を積んだレコーディングエンジニアです。時代のニーズに合わせたスタジオ設営を全面的にバックアップ。クラブ・ミュージック、ダンスミュージック全般を得意とし、「RHYMESTER」「童子-T」「Hilcrhyme」「C&K」など、数多くのアーティストの作品に関わり、現在もプロの現場の第一線でご活躍中です。
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そんなDAIMONION RECORDINGSの村田 智宏様にMackie「MR8mk3」を導入に至るまでのお話をお伺いいたしました。
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2014年2月19日
Mackieパワードスタジオモニタースピーカー「MRmk3シリーズ」製品レビュー

Sound&Recording Magazine 2014年3月号にてパワードスタジオモニタースピーカー「MRmk3シリーズ」の製品レビュー記事が掲載されております。(P152)
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本誌では8インチ2wayヴァージョンの「MR8mk3」を都内レコーディングスタジオにてプロのレコーディングスタジオエンジニア様にご試聴いただき、音質を評価いただきました。価格など予備知識をお伝えせず、試聴を開始。音を出した瞬間に「MR8mk3」から出てくるサウンドのバランスの良さを高評価いただきました。低域から高域に至るまでのつながりや、出てくるサウンドの配分が自然で、中域の明瞭度の高さ、ローエンドの伸び、中高域のレスポンスの速さ、位相特性の良さなどかなりの高評価をいただきました。試聴後に標準価格や市場予測価格などお伝えしたところ、尋常でないコストパフォーマンスの良さに驚かれておりました。高級・高性能なパーツを採用しても音のバランスがよくなければ音楽は作れず、全体のバランスがよいスピーカーが真のプロフェッショナルなスピーカーであることをMackie「MR8mk3」が再確認させてくれたとお褒めのお言葉もいただきました。 (さらに…)